「子どもの虐待ホットライン」に電話しました。

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画像:pixabay.comより引用

もうタイトルの通りですが

 

「あー、最近子ども叱ってばかりで辛い・・・」

という方に、少しでも参考になればと思って書きます。

 

 

最近、子どもへのイライラ事案が多数ありました。

保育園の準備がダラダラ。

「危ないよ」と言ってるのに、やめない。

などなど。

 

子どもの言い分もあるだろうし

何か事情があるのでしょうが・・

 

いちいち事あるごとに、注意したり

言い聞かせる事に疲れてしまい

子どもが保育園に行く時、全く着替えずに遊んでいたので

つい口調を荒げて

「いい加減にしろ!」と怒鳴ってしまいました。

 

子どもは硬直。

 

泣くでもなく硬直した姿を見て、さらに焦った私は

「早くこれ来なさい!」と乱暴に衣服を放り投げ

子どもは放り投げられた服を

着替えるという・・・

まさに地獄絵図を展開してしまいました。

 

最悪です。

 

子どもを脅かして、子どもに服を投げつけて

涙をこらえて服を着替える子どもの姿。

 

・・・ていうか、これ。虐待じゃないか?

 

虐待のことって調べれば調べるほど、人ごとじゃないなあ、と思っていて・・・・。

虐待やいじめの根っこにあるのは、人間の厄介な性質で、「ストレスのはけ口が弱いものに向かう」という点。で、さらに言えば、暴力は怒りを昇華することなどできず、むしろ、怒りの感情をエスカレートさせてしまうのです。

そして、大前提として、いじめ案件と同じように、子どもがどう感じたかが一番大事。

今回私は、子どもに手をあげたりしていないけど、ある意味それ以上に子どもは傷ついたかもしれない、と、衣服を投げつけられ、ビクッとおびえて、呆然と立ち尽くす我が子を見て思ったのです。

 

 

 

はい。以前、こちらの記事でも

 

www.camp-tea.work

 

ちらっと紹介した、こちらの団体の

www.apca.jp

 

子どもの虐待ホットラインを利用してみました。

 

 

 

流石に、勇気がいりましたが

ただ、この時は、

自分が虐待をしているのかジャッジしてもらうつもりも

何か有効なアドバイスをもらうつもりもあまりなく

ただ、話を聞いてもらいたい。

そんな思いでした。

 

 

 

 

 

 

恐る恐る、番号に電話すると・・・

 

「はい、『子どもの虐待ホットライン』です」

 

おおお。かかってしまった!!結構年配の女性の声。割と事務的な温度。

てか、「虐待」って言葉が強すぎて、心臓が一気に跳ね上がり、罪悪感やいたたまれなさが、ガツーンと上がります。

 

「あ、えーと・・・何を話せばいいやら・・・」

 

「うん。どんなことでも・・・どうかされましたか?」

 

さすが、ご年配の方だけあって、落ち着いたものだなあ・・・とここで少し私も冷静になります。

「あの、ここ最近、子どもについ辛く当たってしまって・・・」

 

「例えばどのような?」

 

結構ぐいぐい来ます。故に慌てます。

「あ、いや、手をあげたりはしていないのですが・・・」

私は、なんとも言い訳がましく、歯切れ悪く、それでも洗いざらい、子どもにしたことを話しました。

 

終始、相槌を打ち、聞いてくださります。

「なるほど、それを虐待だと思われたんですね?」

 

虐待という言葉に、どきりとしましたが

「はい・・・。」と答えました。

 

「ちなみにどんな時に、そういう風に怒ってしまいますか?」

 

「あ、えーと・・やっぱり朝とか、忙しい時とか、何度もやっちゃダメな理由を説明して、言い聞かせてきたことをやられると腹が立ちます」

 

「ウンウン。奥様とは子どもにきつく怒ってしまったという話って相談されてます?」

 

「ああ、いや毎回は話していないですね。でも、今回してしまったことは話そうと思います。」

 

「うん。どういう時に自分が怒ってしまうか話しておくと、サポートしてもらいやすいかもしれませんね」

 

「ですよね・・。」

 

「あと、ストレス抱えている時は、どうしてもそれが子どもに向かって出やすいですから、ちょっと今仕事のことでイライラしている・・・とあらかじめ宣言しておくといいですよ」

 

まじか。イライラ宣言。

「はあ・・・。」

 

「あと、お子さん、一度注意されたことをまたやっちゃうことありますよね。すぐ頭から抜けちゃいますから。」

 

「ですよね・・」

 

「あと、ルールとして、短い言葉で、わかりやすく伝えるといいかもしれませんね」

 

 

てな感じで、いくつかアドバイスをいただき、

 

「こんな風に、ご自分とお子さんの関わりに悩まれて、電話してきてくださった。そのこと自体、お子さんとしっかり向き合えてると思います。頑張りすぎずに、自分が『怒ること』を恐れないでください」

 

そんな励ましをいただき、電話を終えました。

 

時間にして、30分ほど。

 

感想としては、

「頭の中が整理されて、少し冷静になれます」

という感じ。

 

「これって虐待かも!やば!」と思った人は、サクッとかけて大丈夫です。むしろかけたほうがいいかも。

怒らないように・・・子どもに辛く当たらないように・・・

ただただ、そう心がけて自分の感情を押し殺して接していくと、結局いつか爆発します。何よりそんなこと続けてたら、子どもとの関わりが楽しくない。

そうじゃなくて、どんな時に自分は怒るのか、怒り方をどうしたらいいのか、頼れる人はいないのか。そんなことを第三者的視点で、冷静に問いかけてくれる聴き手はなかなか貴重です。

 

そこまで差し迫ってなくても、普通につまらないことで、子どもに苛立ってしまうけど、こんな話誰かに相談できない。したくない。そんな方には、オススメです。

子どもとの関わりに、お悩みの方はお気軽にかけてみていいかと思います。

 

 

 

 

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www.camp-tea.work