安いコットンテントを買う前に知っておきたい注意点・メンテナンスについて

月一ファミリーキャンパー・教育マニアのmarcy-kです。

 

ただいま、冬のソロ・グランピングに憧れておりまして、簡単に設営できるオシャレなTCテントを探しておりました。

 

やはり、TC素材のテントはお値段もお高く、そもそも人気のものは、品薄でプレミアがついて、定価で買えない状況です。

 

検索していく中で、目につくのがコットンテント。

 

 

ほぼノルディクス!アスガルドとウトガルドやで。

お値段も5万円も出せばお釣りが来てしまう。

 

レビューやブログを見る限り、上記のテントは品質もまずまずな感じです。

 

 

もはやファミキャンも視野に入れて、この際安くて大きなコットンテントを買ってオシャレキャンパーの仲間入りをしようか迷ったので、コットンテント って実際どうなのか?調べてみました。

 

 

メリット

一般的に、以下の3つがあげられていますね。

 

夏は涼しく、冬暖かい

遮光性が高く、外からの熱を遮断し、幕内の熱を逃しにくいっぽいです。

 

結露しにくい

通気性がよく、TCテントよりも結露しにくい、と豪語する方もいらっしゃいますね。

正直、私は冬キャンプの朝の結露はそこまで気にならないです。

安物のシュラフと家で使ってる毛布と掛け布団しか寝室にはないので、びしょびしょになっても干せばいいか…というくらいの気持ちでおります。

そもそも、起きたら結露で寝室が水浸し!みたいな事態に未だ遭遇してないです。

とはいえ、多くの方が結露で不快な思いをされているようなので、やはり考慮すべき案件なのでしょう。

 

火の粉で穴が空きにくい

あくまでもコットンの熱に対する反応が化繊と違うだけの話。化繊の場合、火の粉の熱に反応してすぐ溶けて穴が空きますが、コットンの場合、一定の熱量が加えられなければ焦げておしまい。

こんな実験結果もあります。

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京都市消防局HPより

木綿とポリエステルを見比べると、確かに木綿(コットン)の方が圧倒的に燃えにくいですねえ。ポリエステルは、10cm離れたところのガスコンロの火で燃えてしまうという・・・恐ろしや。

ガスコンロ。こんなにポリエステルのテントに近づけてるのは危ないですね。改めます。ストーブなどの使用もやはりテントの真ん中で使うのがいいでしょうね。

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ただ、ポリエステルに限らず、コットンも燃えます。一度火がついたらポリエステル以上に燃え上がってしまいますので、侮るなかれ。

 

とにかく、ポリエステルのテントだろうが、コットンのテントだろうが火器使用の際は、なるべく幕から離すことは徹底しましょう。

 

以上3点。

正直これらのメリットはTCテントにも共通です。ただ、通気性はコットンの方が良いとされていたり、幕が水分を吸うのでTC素材よりも結露がひどくならないとまことしやかに言われております。

 

 

デメリット

防水性

耐水圧300mmの小雨程度までOK

ちなみに、普通に雨が降ってるなあ…という状態でもOKな幕は、耐水圧2000mm程度。

ここでいう小雨というのは傘を刺さずとも気にならない程度の雨をイメージなので、コットンテントは雨予報の日には使えないものと考えておきましょう。

 

カビやすい

水分を含みやすいので、口コミによると、信じられないくらいすぐにカビてしまうらしいです。

  • 晴れの日に使用した後も、2日以内に干す。
  • 保管は、土間・玄関などに直置きせず、棚置きする。

などなど、常に乾燥を心がけるべし。

…はい。とにかく、水気との戦いですね。

もともとコットンのデメリット克服にTC素材が使われてきたわけで…TCテントの弱点がより顕著になっているイメージですな。

 

 

防水加工・防カビ処理済みのテントは?

撥水加工も、防カビ効果は永続しません。

使えば使うほど、その効果は減退しますので、適宜メンテナンスするのが吉。

 

メンテナンスには以下のものが良さげ。

撥水・防水

 

 

 

 

スプレータイプのものはお手軽だけど、気休め的な撥水剤と思っておきましょう。

ガチな防水剤は、刷毛などを使ってじっくりとテントに塗らなければならないので労力とスペースが必要です。

 

防カビ剤

【まとめ買い】ルック おふろの防カビくん煙剤 せっけんの香り 5g×3個パック
 

 幕内にこれらをポンと置いて、煙を炊いている方をインスタで見かけ、なるほど!と。

 

 

 あと、カビ出ちゃったらこの辺ですかね。

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  • 発売日: 2018/02/02
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

正直、防カビ剤、特にスプレータイプのものは、結構低評価も多くて・・・

防カビ剤に頼るより、テントを乾燥させることに専心した方が無難かもです。

 

 

で、これらの防水剤、防カビ剤ってそこそこ高くて、大きなテントに塗るなら量もいるから結構お金がかかります。

作業の労力やスペースなどを考えるといっそプロにお願いしちゃえば?ということで、こちらの業者さんもオススメな感じです。

tent929.com

 

ただ、結構なお値段します!クリーニングに、オプションで防水加工、防カビ加工をつけると物によっては4万とかしちゃいます。

 

 

 

と、いうことで、結論

コットンテントを買ったら

とにかく乾燥させる!晴れた日に使ったから大丈夫だろ。。。

ではなくて、とにかく使ったら干す!

保管場所もジメジメしたところではなくて、風通しの良いところに置く。

 

こんな感じでしょうか。

 

 

そんな感じで保管とメンテナンスに気を遣うコットンテントちゃん。

ただ、使った方のレビューを読むと、夏も冬も相当快適らしく、幕としては相当優秀。

何より、コットンテントの真の魅力はコットンならではの風合いと雰囲気だと思いますね。

 TC以上にナチュラルな雰囲気を醸し出します。

そこに痺れる憧れる方は、是非とも購入のご検討を!